日本の佇まい
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徘徊と日常
2024.07.26
都市の緑
木蔭がとってもありがたい。
そんな季節。
2024.07.18
階段に纏わる小さな備忘録
床の仕上げや壁面の構成、そして天井照明の配置等を、優美に弧を描く段床に呼応して設えた階段ホール。 賃貸オフィスビル内の非収益部分に、不動産としての付加価値が階段を手掛かりに形作られる。
2024.07.11
車中にて
ローカル電車の床面。
劣損箇所の補修跡を眺める視線は、庭園に配された景石を愛でるが如く。
2024.07.07
機上より
津軽海峡の上空一万キロメートルにて積乱雲と遭遇す。
マッコイタイナーの「Fly With the Wind」を脳内再生しながら。
2024.06.28
東京都立中央図書館
久々に東京都立中央図書館に赴く。 平日は午後9:00まで開館しているので、仕事帰りに立ち寄ってゆっくりと蔵書に触れられるところがありがたい。 画像右手最上階のカフェテリアからは、有栖川宮記念公園に面する高台に立地するがゆえの都心の眺望も愉しめる。
2024.06.22
バス停の木蔭
建築巡りの途上。 日に数本の路線バスを待つひと時。
初夏を思わせる強い日差しの下では、背後のこんもりとした緑量が作り出す木蔭や通り抜ける涼風がとってもありがたい。
2024.06.14
浦安三社祭
四年に一度の祭りが八年ぶりに開催。
本日の宵宮に始まり、明日明後日の二日間、浦安市の古町と呼ばれるエリア全体に、この地固有の「まいだー!まいだー! 」の掛け声が響き渡る。
2024.06.06
街角のタバコ屋
久々の事例採集。
駅から少々離れた、商業地とも住宅地ともつかぬ場所に立地するスナックに併設してそれはひっそりと佇んでいた。 軒先テントにぶら下げられた看板が無ければ、気づかず通り過ぎていたかもしれぬ。
2024.05.30
住宅と非住宅のあわい
皮一枚、外形を矩形で固めて接道面から住宅のシルエットを排除している。
いわゆる看板建築の目的が非住宅を偽装した正面性の確保であるならば、ここでもそれが指向されたのかもしれぬ。 しかしその表皮に不規則に並ぶ開口には、住宅ならざる意匠を設える意思は見い出せぬ。
目的の漂流ないしは分裂がなかなかにユーモラスなその佇まいを昨今環境配慮に係り用いられる建築用語を流用して表わすならば、「看板 Oriented」もしくは「看板 Ready」とでもなろうか。
2024.05.24
用途変更で卯建が上がり
中高層建物に囲われながら街中に奇跡の様に佇む古民家。 卯建に鰻を図案化した「う」の字を鏝絵風にあしらった鰻専門店。 知り合いのblogで紹介されていて気になり、現地を訪ねる。
周囲の街並みの激しい変容を、この卯建はどの様に見てきたのだろう・・・などと少々感傷に浸りながらGoogleストリートビューで過去の状況を確認してみた。 すると、数年前まで両袖にそれは存在せず。 今の店がこの古民家に入居した際に付加されたモノだった。
2024.05.18
百年後芸術祭
内房総アートフェス
会期:
2024年3月23日〜5月26日
会場:
内房総5市
※1
:
海風にはためく案内幟は、掲題のアートフェスティバルの一会場である富津埋立記念館に向かって並べられたもの。 その背後に広がる耕作放棄地を埋め尽くす太陽光パネルこそが、イベントのテーマである「環境と欲望」を最も雄弁に表現した"作品"なのかもしれぬ。 ・・・などと思いつつ訪ねた先に展示されていた岩崎貴宏の「カタボリズムの海」
※1
を、畳に坐してゆっくり堪能する。
2024.05.14
散種されたポストモダン
東金駅前の広場に面して建つ商業ビル。
金属パネルを均質に割り付けた立面上層に配された装飾的要素。 敢えてランダム且つハリボテ感を押し出したその形態処理は、かつて建築手法として興隆した"引用"を露悪的に取り扱おうとしたものだったのか。
調べてみたら、竣工は1990年。 バブルクラッシュと共に、その様な遊びの要素が禁忌され始める間際。 そんな時代の移ろいを好き勝手に立面に見い出しながら建物を眺めるひと時もまた楽し。
2024.05.03
車窓から
坂本龍一が手掛けたホクレンのCM曲「The life of the ground」を脳内再生しつつ、永遠の如く続く空知平野の防風林を眺める。
2024.05.02
機上から
チックコリアの「500 miles high」を脳内再生しつつ、下北半島を俯瞰する。
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