日本の佇まい
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2021.05−2021.08
2021.08.28
家どん船どん
旭川市内の骨董品店。
都市は、この様な異形の点在によって風景に厚みが醸成される。 この手の店構えは末永く維持されるものだと勝手に思い込んでいたのだけれども、SVで確認したら更地と化していた。 失われる前に、その佇まいをもっと仔細に愉しんでおきたかった。
2021.08.21
外部階段
九年前、通りすがりに目に留まり写真に収めた集合住宅の鉄骨階段。 久々に画像を眺めてみると、最上層以外は手摺が省略されている。 墜落防止の機能は外周に疎に廻された上下通しの丸鋼のみ。
要素が削ぎ落されることで、無意識のうちに視線をそこに向かわせる居住まいが付与される。
2021.08.02
スクラップ帳のナカミ
1981年頃、新潟県の地元紙・新潟日報にて連載されていた「住まい拝見」の切り抜きの一つ。 そこで紹介された、階段の替わりにスロープで全体を構成した個性的な住宅の設計者が渡邉洋治であることを知ったのは随分あとのこと。
2021.07.25
メーカー住宅施工事例
ミサワホームが70年代に発売していた間口六間タイプのホームコア。 その立面は、フラット屋根を除けば後継モデルのA型平屋建てそのもの。 しかし、裏面もほぼ同じファサードであることが大きな違い。 当然、間取りも全く異なる。 A型平屋建てに至る変容過程を確認できる貴重な事例だ。
そして、判る人には判る。 右手に積水ハウスのBFA型の妻壁。 そしてその背後に松下住宅産業のR2N型。 オリジナルの様態を良く保った同年代の貴重な事例が集まる夢のような場所で、暫し夢心地の気分に浸る。
2021.07.18
起伏の豊かな街角で
気を付けないと哀しい思いをすることになる階段。
若しくは、後付けされた歩行補助手摺によって片側に分離生成された「純粋階段」。
2021.07.09
メーカー住宅施工事例
大和ハウス工業のダイワハウスA型。 1967年4月に発売された後継モデルのB型ではなくA型と判別する根拠は、外観目視にて確認可能な外装のモジュール。 屋根瓦は後補であろう。
ほんの一瞬ながらも予期せぬ視覚の享楽に授かる貴重な出会いがあるから、旅の途中の車窓からの風景はひと時も目が離せない。
2021.07.03
小川町町民会館
リリックおがわ
大小のホールや会議室を備えた公共施設。
その外壁色は、地域の歴史や伝統に因んだものなのだろうか。 赤色砂岩を想わせる色使いが、周囲の風景から建物を際立たせる。 一方、屋内用途に応じてボリュームを分節し勾配屋根を連ねることで、街並みにスケールが馴染む。
有り体に言えば、異化と調和。 その両義性を色と形が各々担う。
2021.06.26
屏風状立面
市街地に建つ集合住宅。
のこぎり波の連なりの如き立面形態は、前面の幹線道路に対して各住戸の軸性を振るための措置であろうか。 真正面に常に存する喧騒との直接対峙を避け、少しでも良好な屋内環境を保とうとする配慮。 そして道路を挟んで向かいに建つ、あるいは今後作られるかもしれぬ建物からのプライバシー確保。
過酷な都市環境の中に住まうことへの応答を直截に形に顕わすことで、周囲に並ぶ平滑で無表情な建物群とは趣きを異にする佇まいが獲得された。
2021.06.18
定点観測
狛犬・・・
・・・になりきれなかった猫。
2021.06.13
スカイタワー41
前回からの続きで車窓からの眺め。 山形新幹線の車中から。
周囲にのどかに広がる水田の四季折々の風景との対比を愛でてみたいタワーマンション。
2021.06.04
第一レース京都工場
現名称は、東レコーテックス化成品工場。設計は、増田友也。
カテナリー曲線が造り出す屋根面の特徴を捉えるには、近傍を走る東海道新幹線高架からの俯瞰が良い。 ということで、乗車中の車窓からの撮影を幾度か試みているが、いつも建物に差し掛かる少し手前で車両のスピードが一気に加速するため、思うように写し込むことが難しい。
大阪方面に向かう際に常にA席を予約する理由には、当該建物の俯瞰若しくは撮影の目的も含まれる。
2021.05.27
昼食
蓋を開けた瞬間に華やいだ気分になれる弁当に出会うと、昼休みがちょっぴり楽しくなる。
2021.05.20
四葉のクローバー
在宅勤務の機会が増えると、意識しないと運動不足になる。 で、近所を散策中に立ち寄った公園はほぼ全面をクローバーでグランドカバー。 これだと見つけるのは大変だろうなと思いながら目線を足元に落とした瞬間、それが目に留まった。 何か良いことがあるだろうか・・・。
2021.05.13
同時代性
大阪毛織会館ビル。
外観の組み立ては、建築探訪のページに載せているべニア商会本社ビルと類似する。 しかし、厳かな雰囲気のべニア商会本社ビルに対し、こちらは優美で柔らかな印象。 同一手法が用いられた同時代の建物が個々に異なる佇まいを生成し得るところが興味深い。
2021.05.07
建築の裏側
隈研吾設計の長岡市シティホールプラザ・アオーレ長岡。
駅前通りに面した北側外観(左)と、裏手にあたる南側(右)。 拘りから除外するところは躊躇なく徹底して割り切る姿勢やコストバランスのメリハリの付け方は、例えば4月25日に掲載した高松伸の作品とは対照的。 そして作品の都市への収まり方や居住まいの在り方に対する姿勢の違いでもあろうか。
2021.05.01
一瞬の建築
通りすがりの目線に留まり、一瞥のうちに記憶に焼き付く強い印象を与えること。 それは、商業建築の外観に求められる主要課題である。 その応答として個々の建物に施された意匠の成立に当たって、施主とデザイナーの間でどのようなやり取りのプロセスがあったのか。 初めて訪ねる街で、そんな物語に想いを馳せてみたくなる事例に出会うことはとても楽しい。
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