日本の佇まい
国内の様々な建築について徒然に記したサイトです
町並み紀行
建築探訪
建築の側面
建築外構造物
ニシン漁家建築
北の古民家
住宅メーカーの住宅
間取り逍遥
 
TOPに戻る
徘徊と日常
2015.07−2015.09
2015.09.29:
その存在を書籍にて初めて知った際の印象はスコブル悪かった。 しかし実際に観に行ったら、意外なことにとっても良かった。 それから四半世紀。久々に再訪する。 孤絶の圧倒的な力強い意匠の魅力は、今も全く褪せていない。

  
仁科歯科医院 ARK

設計:
高松伸/
高松伸建築設計事務所

竣工:
1983年
所在地:
京都府京都市伏見区
桃山町丹後10-4
2015.09.23:
連休中は実家で過ごす。 近傍の保存林の中を散策中、エゾリスに出会った。
好奇心が旺盛なのか、それともその時私が羽織っていたジャケットが自身の体毛と同系色であったため仲間だと思ったのだろうか。 俊敏に動き回りながら何度も私に接近を試みる。 私の方は、刺激を与えぬように動作を最小限に留めつつ静かに観察。
暫く後、小さな森の住人は木々の向こうに走り去っていった。

  
2015.09.12:
三笠市民会館。 公園を挟んで市庁舎と相対して建つ正面側ファサードは、弧を伴って微妙にせり出す分厚いパラペットを列柱で支えた堂々としたもの。 Y字型平面を持つユニークな市庁舎と共に、炭鉱で栄えたかつての市勢を今に伝える、そんな風格が漂っている。

  
竣工:
1969年

所在地:
北海道三笠市幸町13
2015.09.01:
軟体動物の様な、あるいは多肉植物の集合体の様な。 少しグロテスクでいて、しかしどことなくユーモラスな風貌を漂わせた児童公園内のコンクリート製遊具。 形のまとまりに欠けて捉えどころの無い全体像ではあるけれど、滑り台の部分がイサム・ノグチのブラック・スライド・マントラを髣髴とさせるネということで、何気なくカメラを向けた。
それから数ヵ月後に再度訪ねると、再整備工事のため公園は一時的に閉鎖。 園内は更地と化し、この遊具は姿を消していた。

  
2015.08.26:
目黒区美術館で開催中の「村野藤吾の建築−模型が語る豊饒な世界」を観に行く。 俯瞰の視線で建物を鑑賞できること、あるいは現存せぬ建物も仔細に眺められるという点で模型展はとっても面白い。
多くの模型に、それを作成した京都工芸繊維大学の学生さん達のコメントが添えられている。 短い文書の中に、実際に手を動かして製作したがゆえに感得出来たのであろう村野藤吾の意匠の本質について鋭く語られており興味深かった。

  
会期:
2015年7月11日〜
2015年9月13日

備考:
一部展示ブースは写真撮影可。
2015.08.19:
かつてそこには巨大な温度計を外装に取り付けたビルが建っていた。 交差点に向けた建物隅角部壁面に垂直に配列された電球の点滅によって気温を示すものであった。 気温が上がれば上の階まで電球が灯り、下がれば点灯箇所が下階に降りる。
それ自体は他にも多く事例があるし、建物自体もそのこと以外にこれといった特徴のあるものではなかった。 従って、慣れ親しんだ景観ではあったものの、建替えに伴い除却されることを知った際にも特に思うところは無かった。
しかし、建替えられた建物を見上げて、思わずカメラを向けることとなる。 その隅角には、形を今風に変えて同じ様に温度計が付いているではないか。 見慣れていたかつての風景が、同じ場所にさりげなく継承された。

  
明治安田生命
札幌大通りビル

設計:
日本設計

施工:
大成建設

竣工:
2015年1月

所在地:
北海道札幌市
中央区大通西3丁目
2015.08.05:
まちかどのタバコ屋。
少々違和感を覚えたので側方に視点を移すと、建物からは完全に切り離されている。 つまりは対面販売カウンターを模した自動販売機なのであろう。 こういったモノがあるとは知らなかった。 願わくばシャッターが開いた状態を確認してみたかったが、またの機会ということにしよう。

  
2015.07.30:
鳴門駅前広場のやや左手前方に当該建物がそれなりの存在感を持って屹立する。 RC打ち放しによるグリッド表現。そしてその中を貫入する僅かな曲率を伴ったガラスブロックの壁面。 1980年代半ばの建築かなと思って確認してみたら、実際にそうであった。
用途は低層部に商業施設を併設させた集合住宅。 従って裏面のファサードは普通のマンションだ。

  
CUBE21

設計・施工:
大林組

竣工:
1985年9月

所在地:
徳島県鳴門市
撫養町小桑島
2015.07.22:
鈴木重美はその著「このタワーがすごい!」の中で、塔状建物から都市を俯瞰する際の適正な高さについて言及している。 とにかく高ければ良いという訳ではない。あまり高過ぎると飛行機や山頂からの眺望と変わらなくなってしまう。 地上の様子を子細に把握しつつ都市全体も掌握できる高さが望ましいと述べている。
同感だ。そしてそれは都市の規模によっても若干異なってこよう。
例えば札幌駅ビルとして2003年に開業したJRタワーの最上階に設けられた展望室「タワー・スリーエイト」は、同市の規模に呼応した適正な高さに計画された施設と言えそうだ。 全方位をゆっくりと心地よく展望可能なフロアの造りや男性用トイレの粋な設え、そして館内に流れる環境音楽も良い。

  
2015.07.15:
JR有楽町駅のコンコースの一部に、いつの間にか新しい通路と出入り口が作られた。 その開設に伴って一部既存壁が撤去され、裏に隠れていた煉瓦造の構造体が出現した。
これは、新橋と上野の間に明治期に作られた鉄道高架の一部なのであろう。 今も現役のこの高架は、所々で耐震補強工事が行われている。 煉瓦アーチの下部に新たなRC造のアーチを重ねる構法。 それと同様の状況が、当該部分にも確認できる。
今後も、駅構内に残存しつつ無味乾燥な新建材に覆われてしまっている同高架の他の部位が、耐震補強工事を機に新設通路部分の様に姿を見せることになるのだろうか。 そういった改修が進められるならば面白いと思う。

  
2015.07.07:
時折拝読するブログにて興味を持ち、白石ちえこの写真展「SHIMAKAGE 島影」を観に行ってきた。 「雑巾がけ」と呼ばれる処理によって独特の質感を帯びた作品も素晴らしかったたけれど、会場である森岡書店やこの書店が入る第2井上ビルの雰囲気もとても良い。 まだこの様な場所が都心部に在るのだなと、少し嬉しくなった。

  
第2井上ビル

竣工:
1929年

所在地:
東京都中央区日本橋
茅場町2-17-13
アーカイブ
・次のログ
2015.10−

・前のログ



NEXT
HOME
PREV
since.2013.07.01