日本の佇まい
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2019.10−2019.12
2019.12.26
大阪 御堂筋
すべて世は事も無し。
2019.12.20
メーカー住宅施工事例
社務所として使われているダイワハウスA型。 A型固有の1260mmモジュールの採用が外装材の構成から判る。
その発売時期から鑑みれば建てられてから半世紀以上を経ていることになるが、メンテナンスが行き届きオリジナルの様態を良好に留めている。
2019.12.14
シュヴァルの理想宮
ある郵便配達員の夢
33年に及ぶセルフビルドの実話。 観覧前、内容は(脚色も含めた)人間ドラマであって建築ドキュメントの要素は少なかろうなどと大して期待もせず上映館に向かう。 しかし終幕後、ドラマあっての建築という事実を再認識しつつ座席で心地よい余韻に浸る自分が居た。
2019.12.08
ヒルサイドテラス
本日が会期末の「HILLSIDE TERRACE 1969-2019」を観にヒルサイドフォーラムを訪ねる。 長い歳月を掛けて造り続けられた12棟の建物が織り成す群景が今なお洗練された都市空間としての魅力を保ち続けていることに、そこが面開発の理想像であることを改めて実感した。
2019.12.01
シンデレラ城
夢と魔法の王国も、経年劣化からは免れ得ぬ。 その求心施設が、大規模修繕工事実施のため外表が仮設足場で覆われた。
否、それは夢と魔法によってたまさかに“梱包”されたということなのかもしれぬ。
2019.11.28
KOKO PLAZA
大阪市立青少年センター
JR新大阪駅前広場の東側に並ぶ建物群の背後に部分的に確認出来る高層部のオーバーハングが以前から気になっていた公共施設。 新幹線の待ち時間を使って漸く歩を向けてみる。 ラビリンスな雰囲気が漂う低層部のボイド空間も面白い。
2019.11.21
広瀬鎌二建築展
SH+第二回
その繊細で簡素なディテールは、温熱環境や音環境への配慮が不問の時代であったがゆえに成立し得たのではないかと、展示されている矩計図を見ながら思う。
2019.11.16
三岸アトリエ
旧知の方がボランティアで建物のガイドを行っているところにバッタリ遭遇し、お互いビックリ。 漫然と内覧していたのでは気づかなかったであろう興味深い話を色々と伺うことが出来た。
2019.11.09
二つの塔
電波塔と広告塔。
形状を異にする二つの工作物が織り成す都市の風景。
2019.11.02
こども本の森 中之島
安藤忠雄が建てて大阪市に寄贈する図書館。
公園内に位置し、あらゆる方角からの視線を受け留めることとなるその外観は、どの場所から眺めても何やら妙なプロポーション。 その様に見えてしまうのは、まだ外構工事が途中のためか。
2019.10.28
付与と補完
ピンク色に彩られた外付けRCフレームによる耐震補強が、何の変哲もなかった標準設計の校舎立面に表情を付与した。 工事実施時に同時に行ったのであろう補強箇所左右の既存エントランス廻りの共色塗装が、その効果を補完する。
2019.10.23
通りすがりの佇まい
元々飲食系の店舗であったと思しき建物の立面。 その左右の取り付く姿の異なる扉の用途はそれぞれ何か。
単純には、左が通常の出入り口で右は勝手口となろうか。 しかし、もしかすると右の方は二階へ昇る階段室専用のもので、左の扉から入る店舗とは無関係なのかもしれぬ。 あるいは、実は屋内が中央で界壁によって間仕切られていて、双方の扉は左右別々の店のものなのかもしれない・・・といったことを、当該物件を前に暫し好き勝手に妄想する。
2019.10.11
甦った過去
JR有楽町駅構内の改修工事に伴い表層壁の一部が撤去され、その内側に隠れていたかつての外装が姿を現した。 それは果たしていつ頃のものなのだろう。 そしてどれだけの期間、隠蔽されていたのだろう。 既に新たな表層を施工するための下地材が組まれているので、早々に再び隠蔽されることとなろう。
改修工事によって、たまさかに過去が影向する。
2019.10.04
大丸心斎橋店本館
かつての低層部表層の再現性。 そしてその低層部との対比と調和を両立させた上層部の外観意匠は見事。
一方内観は、たすき掛け型の階段が再現されなかったことが個人的にはちょっと残念。 新築商業施設としての各種要求水準への適合と歴史的建造物の復元・継承という問題との相克について少々考えさせられた。
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