日本の佇まい
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ニシン漁家建築
茨木家中出張番屋 |
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所在地: 小樽市祝津3丁目 現況: 2010年に再生工事実施。 期間を設け公開(要確認)。 |
写真1:外観
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※1:
多くの漁村集落において、この集落構造が確認できる。 ※2: 写真2 連子格子詳細 ※3: 写真3 建物左手の開口部廻り。 写真2と比べると、意匠の扱いが明瞭に異なる。 |
祝津は、ニシン漁場として古くから栄え、いくつもの漁家が施設を構えた。
その集落構成は、海に対して間口を狭く、そして奥行きを深く取る敷地割りが採用され、今日もその名残を留める。
そして、その敷地形状に合わせて番屋や付属施設を建てるため、海に対して奥行き方向に施設を配棟する形式が基本となっている※1。
正面の右寄りに、切り妻破風を構える玄関が設けられている。
私が初めて訪ねた時点においても、既に無人の状態であった。
玄関はベニヤ板で塞がれていたが、その他の開口部は格子が設置されているためか一部を除いて旧態を遺している。 背後の崖地の上には恵比寿神社があり、この番屋の右袖にその参道と鳥居が設けられている。 また、写真1の向かって左隣に本家住宅がある。 |
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2007.05.12/記
2010.11.27/建物名称改訂 2011.08.21/現況欄改訂 |