日本の佇まい
国内の様々な建築について徒然に記したサイトです |
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住まいの履歴
2.5番目の家:1973年5月〜 |
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概念図 |
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新潟県の長岡市に建つ2番目の家に在住中、父が北海道に住む両親のために札幌市内に建てた家。
長岡在住の頃は帰省の際に泊まる程度であったし、その後私が札幌で過ごした5番目の家は母方の祖父母の家であったため、この家に直接住んだ期間は全くない。 1960年代に、北海道住宅供給公社の標準的なコンクリートブロック造戸建て住宅として、「三角屋根住宅」と呼称されるモデルがあった※1。 その名の通り、屋根形状が三角の住宅であるのだが、その1階部分に採用されていた平面プランと、この2.5番目の家のプランに類似性が認められるのである。
「三角屋根住宅」のプランの特徴は、2行3列のグリッドに分割される型式によって成り立つ※2。
2.5番目の家は民間の工務店による設計施工の木造住宅であるが、この「三角屋根」の1階部分の構成に類似している。
いわば、公社の標準型が一般に波及した事例の一つということになろう。
長い築年数を経て、地盤沈下による家の傾きなど、所々に不具合が生じていた。 |
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2007.08.25/記 |