日本の佇まい
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北の古民家
札幌の二軒長屋
所在地:
札幌市北区

写真1:外観


JR札幌駅の北口広場からそう離れていない場所に建っていた二軒長屋である。 写真を撮った時点では、正面向かって左側がラーメン屋、右側が印章店として使用されていた。
恐らく、手前側の更地部分にも似たような建物が建っていたのではないかと思われる。 その建物の除却により、建物の全景が明確になっている。

道路側は二階建て。 そして奥の方が平屋。
その間をなだらかな傾斜屋根が結ぶ。 そして更に奥に、恐らくサニタリースペースであろう棟が接続する。
国内の多くの地域で見受けられる町家の形式だ。

外壁は、下見板張りが基本。 側面はトタン板によってその殆どが覆われているが、後補であろう。
二階部分には、別項の美国の民家と同様、「六枚入り」の上げ下げ窓が確認できる。 一階部分は店舗に改修されているが、もともとは和風の意匠が施され、一階と二階で和洋を使い分けた折衷様式の住宅であったのではないかと思われる。



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