日本の佇まい
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間取り逍遥
集合住宅.31:リビングアクセスの効用 |
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物件データ 構造:RC造6F 築年月: 2018年01月 総戸数: 31戸 専有面積: 81.00平米 |
戸境壁側に居室以外に住戸に必要な用途を南北に線形に配置。 それ以外のエリアを居室用途にあてることで、非居室と居室の領域を明確に分化した構成。 非居室用途部分は北側に玄関とホール、南側にサニタリー空間を固めている。 そして居室用途エリアは、北側にLDK、そして南側に二つの居室を配置。 結果として、いわゆるリビングアクセス型、すなわち、玄関ホールからLDRを介して住戸内各所にアクセスする動線計画となっている。
この形式のプランの場合、LDK内に通過動線が生じて落ち着きのない空間となってしまう場合が往々として見受けられる。
北側に配されたLDKは、北面に大きな開口を穿って全開口サッシを設置。
そしてその外側に余裕のあるバルコニーを設けている。
これらは恐らく、商品性訴求に資する豊かな環境(例えば眺望等)が北側に広がっているということなのだろう。
その立地を活かすためのリビングアクセス型の採用ということには、合理性がある。 |
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2021.01.16/記 |