日本の佇まい
国内の様々な建築について徒然に記したサイトです |
|||||
■
|
INDEXに戻る |
間取り逍遥
集合住宅.22:哀しき斜め採光 |
|||
物件データ 構造:RC造6F 築年月: 1990年11月 総戸数: 34戸 専有面積: 76.10平米
|
窓からの自然採光を確保するためには、隣地からある程度の離隔が必要だ。
そのため、窓に正対する敷地境界までの距離によって法的に要する採光に係る開口面積が規定される。
通常の分譲マンションは、周到なマーケティングによってある程度購入層を絞り込んでいるとはいえ、不特定多数を相手に販売を行う商品だ。
従って、普遍的に売り易いプランが求められる。
その点において、「斜め採光」によって作り出される不整形な居室はあまり好ましくない。
しかしこれは法の欠陥では無い。
ここに載せた物件のバルコニーに面する窓に生じている状況も、この様な背景に拠るものであろう。 |
||
|
|
||
2017.03.18/記 |