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間取り逍遥
集合住宅.09:センターキッチン

物件データ

構造:
RC造12F

築年月:
2009年4月

総戸数:
44戸

専有面積:
55.13平米

バルコニー面積:
8.24平米

平面図

中央にアイランド型のキッチンを配し、その南北にリビングダイニング(LD)スペースをレイアウト。 どちらのLDスペースも、二面採光とバルコニーが確保されている。
更に、それぞれのスペースとセットになるように、個室が配置されている。 個室とLDの間仕切り扉は引き戸なので、ある程度の一体利用が可能。 特に、北側の方は二本引込みなので、効果は大きい。

ということで、言わば、センターキッチン型2リビングプラン。 その時々の生活シーンに応じ、様々な使い方を展開し得るプランとして興味深い。

もっとも、この2リビングとキッチン部分を含めた面積は、約15.4畳。 広さ的には、ある程度の制約がある。
更には、住戸の中央に開放性の高いキッチンを配置するというのも、場合によっては考えものだ。 当然、調理時には様々な音が出る。そしてたとえレンジフードを作動したとしても、匂いや煙が部屋の中に拡散し易い状況は避けられない。
更には、そもそもが、食材や調理器具で雑然としがちな場所。 生活感が剥き出しとなるスペースを、家の中央に開放的に配置することの妥当性は、生活様態を十分に想定して判断する必要があろう。



2011.07.23/記