日本の佇まい
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間取り逍遥
戸建住宅.13:普通の中の細かな配慮 |
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物件データ 構造:木造 築年月: 1994年 敷地面積: 192.96平米 延床面積: 104.54平米 |
奇をてらわぬ普通の間取り事例ということで挙げてみた。 玄関から屋内に入ると、吹抜けと階段を組み合わせた垂直方向への空間的な広がりが演出されている。 下足入れ脇には半間幅の物入れを設置。 こういった箇所に下足入れとは別に計画された収納は結構重宝する。
玄関正面には、和室とリビングに至る扉が並ぶ。
和室には床の間が無いが、押入れを吊り形式とし、下部を板の間とすることで、それらしき設えも可能な配慮がなされている様だ。
その和室とリビングダイニングは続き間となっているので面積の割りに余裕が感じられよう。
二階は、吹抜けを巡るように矩折りに設けられた廊下を介して三つの個室が整形に並ぶ。
北面からの柔らかな光が注ぐ吹抜けを巡る、ないしは階段を昇降するという行為は、ささやかながらも豊かな日常空間体験となり得よう。
外観についても考えてみたい。 |
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2015.08.22/記 |