日本の佇まい
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住まいの履歴
7番目の家:1993年4月〜1995年4月

概念図

六番目の家を退去後、都内の別の地のワンルームマンションに住むこととなった。 WRC造五階建てで、これも竣工したての真新しい建物。 その三階部分に居住した。
床はフローリング張り。 カーペット敷きに比べて遮音性能はあまり宜しくなく、上階の生活音が結構気になった。 また共用階段の接地階中踊り場直下に設けられている給水ポンプの作動音についての防音防振対策も不十分で、その音に少々悩まされることとなった。

否、そんなことは大したことではない。 居住性能に関する最大の問題は、居室内唯一の窓が網入り型板ガラスであったこと。 そしてその窓の外にはバルコニーも無く、条例で規定される窓先空地をギリギリ確保していると思しき程度の離隔を介して隣地が迫っている。 隣家はいくばくか敷地に余裕のある戸建て住宅で、私の部屋の窓の正面はちょうどその家の庭。 取り敢えずはなけなしの庭木を辛うじて借景と出来たのがせめてもの救い。 とはいえ、東向きであったがために日照時間が午前中に限られていたこと等々、あまり良い居住環境とはいえなかった。

廻りは閑静な住宅街であるため、都心部の割に暗騒音はすこぶる低かった様に記憶している。 あるいはそんな立地条件であるがために、上記の住棟内騒音が気になることとなった。 また、閉店時間が早い店が多く、残業を終えて帰宅する頃には周囲はマックラという有様。 コンビニも近傍には無く、更にはなぜか定食屋の類いは塩っ辛い味付けや脂っこいメニューの店が大半。
これはタマランということで、ここも二年で退去することとなった。



2015.07.26/記