日本の佇まい
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建築の側面
東京都物件02:対角線状の仕切り
規模:4階建て

用途:事務所

写真1:外観
写真1のポリカは比較的新しく、恐らくは前面に隣接していた建物が除却された際の後補と思われる。

立面の右下から左上に向かって対角線を引く。
そして、その線分に近似する3段の矩形線で仕切った座標上に、外観構成要素が嵌め込まれている。

一方は半透明のポリカーボネート製小波板張り。
他方はモルタル仕上げ。
軽い素材の上に重い素材が載る表現である。
この明確な分節構造の上に、開口部がランダムに配置される。
ただし、その配列はモルタル面のエリアに集中し、一部がポリカの領域に浸食する構図。
この開口部の偏在が、対角線状の分節構造のイメージを補強する。

頂部のペントハウスが、全体を引き締める要素となっている。



2006.07.08/記