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建築の側面
北海道物件01：異種下見板の詩学

規模：２階建て

用途：店舗

写真１：外観

※１：
板を横に並べ、お互いが少しだけ重なり合うように取り付ける外装仕上げの一種。 板の重なりが水平方向の微妙な陰影を生み出す。

下見板※1で仕上げられた住宅の側面。 写真手前の隣接建物が建て替えられた際、右側の前面道路から後退する配置形態をとったために、当該物件の側面が露出することになったようだ。
その側面は、微妙にテクスチュアの異なる下見板が矩形に張り分けられている。 この区分けは勿論、必要に応じて都度実施された修繕のプロセスの痕跡であろう。 その集積が、単一素材で仕上げられた無窓の立面に表情を創りだしている。 そこに建物所有者による意図的な形態操作が介在しているならば、それはそれで面白い。