日本の佇まい
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建築探訪
鳴門市文化会館/鳴門市健康福祉交流センター |
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所在地:
徳島県鳴門市 撫養町南浜 設計: 増田友也 |
写真1:東側外観
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写真2:西側外観
広場を挟んで左手に鳴門市健康福祉交流センター、右手に鳴門市文化会館が対峙。 双方の間に分厚い庇を渡したゲートが設けられ、エントランスアプローチの構えをなす。 |
広場を挟んで二つのボリュームが対峙する。 |
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写真3:
鳴門市文化会館 北西側外観 |
写真4:
鳴門市健康福祉交流センター 南側立面 |
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写真5:
鳴門市文化会館のホワイエ。 正面のルーバーは外壁に対して角度が振って設置され金色に塗装。 エントランスから屋内にアクセスした際のアイキャッチとして機能すると共に、床に敷き詰められたカーペットの色との対比をなす。 写真6: 鳴門市健康福祉交流センターの内部廊下。 |
三棟は個々に独立して美しい外観を成してはいるが、いずれが欠けてもそれぞれの印象はやや後退したかもしれぬ。
広場を介して三棟が並置されることで、互いをより優化させる。
異種用途の公共建築によるこの奇跡の風景は、いずれも同一の設計者が手掛けることによって可能となった。
いや、たとえそうであったとしても、異なる用途に異なる規模、そして異なる建築時期。
余程の手腕が無ければ、あるいは発注者側の意思が無ければ成し得ぬことだったのではないか。 内観は、それぞれの用途に応じた奇をてらわぬ動線計画や諸室配置が行われつつも、先述の竪ルーバーの間のガラススリットから差し込む外光や、あるいは所々に穿たれたステンドグラスやトップライトからの光の導入によって、空間の質に奥ゆかしさを与えている。 |
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2019.03.09/記
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