日本の佇まい
国内の様々な建築について徒然に記したサイトです |
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建築探訪
第二日吉ビル/神奈川県住宅供給公社常盤町6丁目共同ビル |
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所在地:
神奈川県横浜市 中区常盤町6-77 ![]() 1960年2月25日 ![]() 久米設計 ![]() 長尾工務店 |
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南側外観
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幹線道路から一本奥まった幅員の狭い街路に面して建つ当該建物を初めて見かけた際、最初に視線が向かったのは三階から上のバルコニー手摺であった。
穴開きコンクリートブロックが規則正しく積まれている。
その背後に、バルコニーを区画する薄肉コンクリート板の隔壁が手摺と直交して等間隔に並ぶ。
一目で共同住宅の用途と判別可能な構成だ。
隔壁で仕切られた一区画が一住戸。
それが一つのフロアに5戸並び、更に三層重なることで15の住戸によって構成された共同住宅。 目視である程度推定可能な建築年代と上下層で用途を分ける建物構成から、当該建物がこの界隈で1950年代半ばから60年代に掛けて盛んに建てられた市街地共同住宅の一事例であろうと容易に読み取れる。 更には、地図で確かめた建物名称が民間建物と公営住宅の併記となっていることも、その可能性を補完する。 |
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南面見上げ
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東側妻面
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南東側外観
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初見の際、既に下部二層に入居する店は営業を継続しているようには見えなかった。
また、上層の各住戸に到る垂直動線としての共用階段の一階出入口部分も合板で塞がれて進入禁止措置がとられており、いずれの住戸も既に無人であることが読み取れた。 |
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参考文献:
神奈川県住宅供給公社20周年記念誌 <神奈川県住宅供給公社(1971年11月発刊)> ![]() |