日本の佇まい
国内の様々な建築について徒然に記したサイトです |
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建築探訪
横浜の超高層住宅街区 |
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所在地:
神奈川県横浜市 西区みなとみらい4〜5 |
写真1 |
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日本の街並みは乱雑で混沌としていてまとまりが無いというのは、以前から散々言われてきたことである。
そして、そんな様相の良し悪しといった評価も、既に十分手垢にまみれた風景論、あるいは都市論の一部でしかない。
2003年に建物高さ99.9m,30階建ての三棟の超高層マンション、M.M.TOWERSが竣工したのを皮切りに、その後数年の間に一気に複数の超高層マンションが立ち上がり、現在の景観が作り出された。
結果として累々と立ちはだかることとなったそのタワーマンション群が織りなす姿に、混沌とした風景がもたらす様態とは異なる尋常ならざる雰囲気を視認してしまうのは、決して特殊な感覚ではあるまい。 |
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写真2:
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写真3:
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しかしそれでも、景観規制の効果は認められる。
もしも同様の配棟状況のまま、個々のタワーが好き勝手な表層デザインを施していたとしたら、眩暈どころでは済まされなかったかも知れぬ。 景観規制と、個々のプロジェクトに科せられる事業収支の桎梏。 その狭間で、特異な景観が創出されることとなった。 |
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2012.08.04/記 |