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日本の佇まい
国内の様々な建築について徒然に記したサイトです |
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建築探訪:オリエンタルモーター豊四季事業所事務棟
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所在地: 千葉県柏市 篠籠田1400 ![]() 建築年: 1968年4月 ![]() 設計: TAS建築事務所 福永建築設計事務所 ![]() 施工: 大林組 |
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南東側外観
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仕事で打合せに向かう途上、その逆方向に当該建物が遠望された。
その外観が気になって仕事のことなど半ばそれ以上は上の空。
打合せを終えて最寄り駅に戻る途上、同行者達と別れてこの建物を目指す。
しかし、接道面は大型のスライド門扉で閉ざされている。 |
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南西側外観
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南側正門周囲
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門扉の手前から、事務棟を暫し眺める。
各面、隅角部を避けて外表に柱を配し各層のスラブを支える。 いずれのフロアも柱を勝たせてスラブと取り合わせ、更にはパラペットよりも高くその天端を突出。 柱が大地にしっかりと根差し、天空に向け力強く屹立する様が各立面に顕れ、塔状建物の垂直性を強化する。 五層目のピロティ状部分見上げの目視にて、床版がワッフルスラブだと確認出来る。 その明確かつ力強い構造フレームの中に各層の用途に応じて帳壁が設置され、外観に変化を与える。 更に向かって左手(西側)に、各層を連絡する垂直動線を納めた壁式構造のコアが接続し全景を構成。 敷地内の求心的な施設としての佇まいを成す。 |
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※1:
守衛所外観
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一方、手前の守衛所※1は、反りを設けた曲面の屋根が事務棟と明確な対比を醸す。 敷地外からの視線において、それは裏面に当たるのだろう。 敷地内にて正面側、即ち事務棟と対峙する側の立面も眺めてみたいと思うが、それは叶わず。
袋小路末端の僅かな接道面から眺められる範囲で取り敢えずの建物鑑賞に興じ、機会あれば再訪をと思いつつ帰路に就く。 |
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参考文献:
新建築1968年10月号 ![]() 2025.10.18/記 |
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