日本の佇まい
国内の様々な建築について徒然に記したサイトです |
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建築探訪:不動堂海水浴場監視塔(不動堂管理事務所)
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所在地: 千葉県山武郡 九十九里町不動堂 ![]() 建築年: 1985年 |
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南東側外観
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房総半島の太平洋側に広がる九十九里浜。
その中央部に位置する不動堂海水浴場へと内陸側からアクセスする手前で、海への眺望が延々と遮断された状況に出会う。
海岸線に沿って敷設された九十九里有料道路。 海岸堤防の機能も担う路体盛土上に敷設されたこの自動車専用道路が、結界の如く浜辺と集落とを物理的に分かつ。 道路下を横断するトンネルを通り抜けて初めて、全長66kmに及ぶ海岸への視界が開ける。 田畠と家並みが併存する穏やかな日常風景と、砂浜と海原のみの世界。 分断された両者を辛うじて繋ぐ、距離にしてほんの僅かなトンネルは線形の結界を貫通するワームホール。 そのワームホールを海の方に抜けた先に、当該施設が位置する。 波間に戯れる人々を見守る海水浴場監視員(ライフセーバー)の詰め所。 同海水浴場の開設期間中のみ供用される施設だ。 |
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西側外観
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南側外観
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※1:
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砂浜に横たわるように置かれた矩形のボリューム。
そして海原に向かって塔屋が突き出すフォルムは、どこかギザの大スフィンクスを想わせなくもない。
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2025.01.18/記
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